メディアが伝えなかった
復興物語
~水産加工業10年の軌跡~
このDVDは東日本大震災の復興の要である水産加工業の経営者たちが、どのように再建に復興に立ち向かったのかを記録したものです。10年間は撮り続けなければ復興の事実は分からないと考え、震災の翌月から2022年3月11日まで、丸10年間に渡り記録した映像です。どのような苦難の10年だったのか? そして現在は?メディアが伝えなかった真実がここにあります。
「復興とは何か」
「復興」には様々な視点からの「復興」があります。
記録を撮り続ける中で、最終的には被災地域の地場産業が復活して、雇用が安定し、経済がまわり、人々が地域に定着することだと気付きました。
果たして10年たった今、本当に「復興」は果たせたのだろうか?
宮城県と岩手県の水産加工業5社の復興の過程を、さまざまな角度
から追い続けました。
「映像制作の目的」
日本中が自然災害の想定地と言える今、東日本大震災のような大規模な自然災害が起きた時、被災地の中小企業はどのような経緯を経て復興するのか?
また復興を阻むものとは何か?
映像制作の目的は、メディアが伝えなかった真実を多くの人々に伝えるため。今後の自然災害に対して、特に中小企業の防災・復興に役立たせる事を目的としています。
映像は宮城県と岩手県の水産加工業5社それぞれの復興の過程を震災の翌月から
2022年3月11日まで、丸10年間を多様な視点で捉えています。
「内 容」
・再建(2011年4月~2014年2月までの記録)
震災直後の瓦礫の中から新工場が再建され、工場が稼働するまでを記録。
この間に行政や民間で起きた出来事とは?
工場再建に苦戦する経営者たちはカメラの前で、受理した補助金の金額から抱えた借金の金額まで赤裸々に語った。
しかし工場が完成しても復興が遂げられた訳ではない。
・新たな試練(2016年1月~2022年3月11日までの記録)
震災から10年が過ぎたが、この間に社会の変容は著しく、水産加工業にも様々な影響が押し寄せている。
海水温の上昇で漁獲量が激減し原料の魚が高騰。
働き手の絶対的な不足。
インターネット等による流通と販売の変化。
コロナ禍の打撃。
そしてウクライナ侵攻によるロシア産魚類の輸入禁止措置。
問題を抱える経営者たちには、億単位のローン返済が残されている。
『メディアが伝えなかった復興物語~水産加工業10年の軌跡~』
企画・演出・プロデューサー:田中敦子
ロケディレクター:川上隆
撮影:川上隆・佐藤高史・渡邊隆久・都鳥拓也・井ノ原尊・中澤真二・緒方貴子
編集:森﨑荘三
ナレーター:森崎朋子
制作協力:中川治・塩原フローニ フリデリケ
撮影協力:気仙沼ケーブルネットワーク株式会社・有限会社ロングラン
製作・著作 有限会社SORA1
【DVDご購入に関して】
図書館(丸善出版㈱、㈱紀伊国屋書店 扱い)上映権利付き¥50,000
企業・団体、上映権利付き ¥50,000
個人購入 ¥10,000